求人状況を知ろう
訪問介護は手軽に受けることができる介護サービスとして、多くの高齢者が利用しています。実際に介護サービスを行うホームヘルパーは要介護者の自宅での生活を支えるプロフェッショナルとして社会的な信頼が高く需要も高いため、これから先も注目される仕事であることは間違いありません。
訪問介護の需要はますます高くなっていく
もうすぐ第一次ベビーブームが起きたときに生まれた団塊の世代が後期高齢者となる2025年がやってきますが、その中には「親の介護をしたことがある」と実際に介護を経験した団塊の世代の人もたくさんいらっしゃいます。そのため、介護保険についてある程度の知識があり、内容も理解しているため、実際に高齢者となって介護が必要となったときもさほど抵抗なく介護サービスを利用する可能性が高いです。
また、訪問介護を利用する人は比較的介護の程度が低く、サポートを受ければ自力でできるという状態の人も少なくないため、自立した日常生活を送ることを目的としている訪問介護を利用する人はますます増えることが予想されます。
常に人手不足の状態
介護業界は慢性的に人手不足の状態です。なぜなら、老人ホームなどの施設に入りたくても定員が満杯で入れず、訪問介護を利用している人も多いからです。そのような高齢者に対応するため、介護施設の数も増えてはいますが、高齢者の増加スピードが追いついておらず自宅で介護をせざるを得ないのが現状です。また、介護が必要な高齢者の中には住み慣れた地域を離れたくない、とあえて訪問介護を選ぶ人もいます。
ただでさえホームヘルパーの数は少ないのに、訪問介護を希望する人は増えるばかりで常に人手不足の状態が続いています。
採用される可能性が高い
人手不足で需要が高いホームヘルパーですが、資格がなければ働くことはできません。ですが、介護職員初任者研修や実務者研修など講座を受けるだけで誰でも取得できるハードルの低い資格もあるため、ホームヘルパーとして働きはじめるのはそう難しくはありません。事実、ホームヘルパーは10年以内に100万人以上の雇用が求められており、他の職種に比べて採用される可能性が高い仕事です。
ホームヘルパーは女性の割合が多い
訪問介護は男性2割女性8割と女性の割合が圧倒的に多い仕事です。男性の求職者が少ないこともありますが、利用している高齢者の中には「家事は女性の仕事」と思っている人や排せつや入浴の介助を男性ヘルパーにお願いすることに抵抗がある、といった理由から女性のヘルパーさんを希望する人がたくさんいます。
また、日常的に家事を行っている女性の方が効率的にできる、短時間労働が可能、などから子育て中や扶養の範囲内で働きたい主婦が多く働いているため、自然と女性の方が多くなる傾向があるのかもしれません。
訪問介護を目指している人におすすめ
業務の流れを確認しておこう
訪問介護の仕事は主に「身体介護」と「生活援助」の二つに分かれています。訪問介護とはどんな仕事か、よりイメージしやすくなるように、直接要介護者の身体にふれながら、食事や排せつ、入浴などの介助を行う身体介護と掃除や洗濯、買い物などの家事を中心に行う生活援助、それぞれの一日の流れを紹介していきます。
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